WorkFlow/Animate の変更点


#author("2017-05-20T01:55:48+09:00","default:clobau","clobau")
#author("2018-04-27T18:49:05+09:00","default:clobau","clobau")
#include(Module/WorkFlowIndex,notitle)

----

#contents

----

* フレームを作る [#hd819d33]

1キャラの基本となるポーズができ、パレットも一通り作った所で、動かしたりたくさん描き足したりしていきたいところです。

~

CENTER:http://pixelliner.sakura.ne.jp/img/170520_000248.png~
デフォルトでは下のほうにある[[アニメーションタブ>Tab/Animate]]。

アニメタブの適当な所で右クリックするか、メニューの ''編集 '' > ''フレーム'' > ''新規フレーム'' を選ぶと、新たに''フレーム''を作成します。

~

CENTER:http://pixelliner.sakura.ne.jp/img/170520_000443.png~
↑アニメタブ(左)でフレームが1つ追加され、連動して[[レイヤータブ>Tab/Layer]](右)にも新たにフレームの行が現れました。

フレームは''アニメの1コマに相当する''ものです。レイヤータブ上ではレイヤーグループのような見た目をしていますが、一般的なレイヤーグループと違い、''カンバス上には常に1つのフレームしか表示されません''。

アニメタブ右側の ''再生▶'' ''停止▐ ▍'' をクリックするか、デフォルトのショートカットでは''Escapeキー''または''Shift+4''を押すことによって、アニメの再生/停止を切り替えます。

~

CENTER:http://pixelliner.sakura.ne.jp/img/170520_002151.gif~
もちろん、まだ何も描いてないので、ちかちかするだけです

~

* アニメを作るための便利機能 [#wfa741d0]

PixelLiner はアニメーションを作るための強力なサポート機能が備わっています。ぜひ使いこなして下さい。

** サブカンバスとは [#xfd7dfd5]

前項 [[パレットを作る>WorkFlow/Palette]] でもちらっと登場した、カンバスを増やすことができる機能です。作り方は ''表示'' > ''サブカンバス追加'' メニューから。

~

CENTER:http://pixelliner.sakura.ne.jp/img/170520_003153.png~
右がサブカンバス。現在編集しているカンバスはスクロールバーが濃い緑色になります。

サブカンバスは上側のナビゲーションバーの構成が少し違うのがわかるかと思います。一番左側 (1) をクリックすると、''サブカンバススクリプト''の編集画面に入ります。

~ 

CENTER:http://pixelliner.sakura.ne.jp/img/170520_003513.png

スクリプト、というと難しそうに聞こえますが、中身はとてもシンプルです。ようは、''「メインカンバスの直前のフレーム」'' ''「〜の☓枚後のフレーム」'' を表示する、ということを PixelLiner に教えてあげる画面です。

 スクリプト入力はすべて半角英数字で記入して下さい。

~

** スクリプトの書き方 [#SubCanvasScript]

// ==================

|BGCOLOR(#ADD4FA): -1 | 直前のフレームを出す |
|BGCOLOR(#ADD4FA): +1 | 直後のフレームを出す |

''マイナス(数字)'' または ''プラス(数字)'' で、 ''(数字)''の数だけ前後のフレームを表示します。前のコマでどんなポーズをしていたかを表示したりする際に使います。

// ==================

~

|BGCOLOR(#ADD4FA): = | メインカンバスと同じフレームを出す |

''イコール単体''は ''+0'' と同じ意味になります。


// ==================

~

|BGCOLOR(#ADD4FA): =1 | フレーム1を出す |
|BGCOLOR(#ADD4FA): =the_frame | the_frame と名前をつけたフレームを出す |

ここまではメインカンバスで別のフレームを選択すると、サブカンバスの方も自動的に描画が切り替わるスクリプトでしたが、 ''イコール(数字)'' では表示フレームが固定されます。~
また、フレームにはレイヤーのように名前をつける事ができ、''イコール(文字列)''で名前付きのフレームを表示することもできます。

// ==================

~

|BGCOLOR(#ADD4FA): mihon=0 | ポーズ「mihon」上のフレーム0を出す |

これまでの指定はすべて''メインカンバスと同じポーズを表示する''ことが前提でしたが、同じキャラクター中の別のポーズを表示させることもできます。

CENTER:http://pixelliner.sakura.ne.jp/img/170520_005655.png~
まずは[[ポーズ>Tab/Pose]]タブでポーズを増やしておいて…

~

CENTER:http://pixelliner.sakura.ne.jp/img/170520_005520.png

ベースとなる立ち絵をサブカンバスに、編集をメインカンバスで、といった形で表示しておくことができます。

~

----

~

* ゴースト機能 [#n87d65d6]

** って何? [#v56c5dbb]
さて、サブカンバスに色見本を置いたり前のフレームを確認したりということができる、というのは上記で説明した通りですが、メインカンバス上で''動きの確認のために直前のフレームを透かして表示させる''機能も備わっています。((メインカンバスに限らずサブカンバスにも作れます。))これを ''ゴースト'' と呼びます。

CENTER:http://pixelliner.sakura.ne.jp/img/170520_010629.png~
この3体並んだよくわからん''はにわマーク''がゴースト機能です。

ゴーストは3種類作ることができ、デフォルトでは左から順に ''-1(直前のフレーム)'' 、''-2(2つ前のフレーム)''、 ''+1(1つ後のフレーム)'' というスクリプトになっています。はにわボタンをクリックするか、キーボード T ((デフォルトの場合)) を押すと、ゴーストの表示がオンになります。

CENTER:http://pixelliner.sakura.ne.jp/img/170520_010804.png

ゴーストの表示を適宜切り替えて、前のフレームからの動きをチェックしながら現在のフレームを描く、という用途に使います。

~

** ゴーストのスクリプト [#gdf8e256]

ゴーストに関してもスクリプトを設定できます。カンバスで右クリックメニューを出すか、''表示'' > ''ゴーストスクリプトの編集...'' を選ぶことによって、スクリプトの編集画面に入ります。

~

CENTER:http://pixelliner.sakura.ne.jp/img/170520_011250.png

ゴーストに関しても、スクリプトの書き方は[[前述のサブカンバス>#SubCanvasScript]]と同様に(1)に書きます。ゴーストはどのフレームを出すかの情報と別に、どれぐらいの透明度で出すかを(2)に書くことができます。

~

** ゴーストだけ見たい時 [#yd6380b2]

ゴーストは常にメインで編集しているフレームの後ろに表示されますが、''メインの描画物がジャマなので一時的に消してゴーストだけ見たい!''場合に使う一時的な表示機能が備わっています。

デフォルトのショートカットで ''Shift+Q'' を押すと、''押している間のみゴーストだけをカンバスに表示します。''

CENTER:http://pixelliner.sakura.ne.jp/img/170520_011930.png~
よく見るとレイヤーパレットの(1)はにわアイコンが青くなっているのがわかるかと思います。青いはにわが出ている行が一時表示で呼び出しているゴーストが担当しているフレームです。
一時表示中。よく見るとレイヤーパレットの(1)はにわアイコンが青くなっているのがわかるかと思います。青いはにわが出ている行がゴーストが担当しているフレームです。

デフォルトの場合は、最後に使ったゴースト(Tキーで出てくるものと同じ)と同じものが表示されてきますが、ゴースト1/2/3をそれぞれ出す機能も実装されています。''ファイル'' > ''キーボードショートカット...'' メニューで、「''その他''」の項目をご確認下さい。

~

----

~

以上、使いこなしていただくとアニメーション制作が少し楽しくなるかと思われます。

より PixelLiner を楽しんでいただくために、[[各タブの詳細な機能>Tab]]や、[[各ツールの詳細な説明>Tool]]も((書き終わったら 170520_012737))、お手隙の際にぜひご覧下さい。